そらゑの『人の群マネ』だからできる底言(ていげん)
はじめに
そらゑには、様々な分野の最前線で苦悩する多くの行政エンジニア(主に技術系職員)が、国・都道府県・市町村の立場を越えて集まり束になっています。まずご理解頂きたいのは、大前提として、そらゑには正式な『提言』なんて恐れ多いことはできませんしそんな力もございません。ましてや、国の政策や多くのすばらしい既往研究を否定するつもりは毛頭ございません。むしろ、既存の仕組みや見解は、種々の問題に対する課題解決への正攻法の正規軍だと考えています。我々は、正規軍の対岸から種々の問題や課題を挟撃する奇襲隊だとご理解頂けると幸いです。
したがいまして、こちらのページに公開しているものは、『人の群マネ』として束になった我々行政エンジニアが、『人の群マネ』だからできる価値のひとつとして、最前線もしくは末端で奔走する我々だから感じる「最前線のリアルな声」を『底言(ていげん)』と名付けて公開しているものになります。ぜひご笑覧ください。そして、多くの皆様にも『底言』に賛同頂ければ幸いです。皆様の賛同が束に加わることにより、そらゑの底言が社会課題の解決の一助になると考えています。
そらゑ代表理事 木下 義昭
1. 行政エンジニアのステイタスアップに向けた底言
~地域の未来を支える「技術と責任」の価値を正当に評価する社会へ~
私たちの暮らしを支えるインフラは、日常的に意識されることは少ないものの、安全・安心な社会を根底から支える極めて重要な公共資産です。これらをつくり、守り、未来へとつないでいく使命を担っているのが、「土木技術職の公務員」、すなわち行政エンジニアです。
行政エンジニアは単なる技術者ではなく、制度や法律に基づいて住民の声をかたちにする行政職としての側面と、現場の最前線で技術を用いて課題を解決する技術者としての側面を併せ持った、いわば「行政と技術の両輪を担う専門職」です。
ところが現在、こうした職責にもかかわらず、行政エンジニアは多くの自治体において、事務職(行政マン)と比べて低い評価や地位に置かれている現状があります。このままでは、地方自治体のインフラ維持は立ち行かなくなるおそれがあります。
しかし同時に、行政エンジニア自身にも「その責任と専門性にふさわしい自覚と研鑽」が求められています。Re:Statusプロジェクトでは、行政エンジニアの地位向上の必要性と、それに伴う責務について述べ、持続可能な地域社会の実現に向けた方策を提案して行きます。
行政エンジニアのRe:Status プロジェクトリーダー
中越 亮太

2. 行政エンジニアのゼロイチ支援に向けた底言
~誰一人取り残さない「土木のはじめの一歩」を支援する社会へ~
今後の10年後、 20年後には、行政エンジニアと呼べる人財が極めて少なくなっているかもしれません。多くの事務職が行政エンジニアの立場を代替し、常に人事異動がある中で、土木を全く知らないゼロからイチにスキルアップするための「ゼロイチ」の苦労から抜け出せない職場が増えるかもしれません。
このようなことになっても、住民のニーズに応えられる自治体として機能し続けるためには、ゼロイチ支援が重要になると考えています。実際は行政エンジニアの多くも、ゼロイチに苦戦してきた長い歴史があるはずです。
そして今までは、ゼロイチ支援を志す行政エンジニアが少なかったという反省もあります。公務員個人としては、無事に定年まで勤め上げるという大きな目標があることも事実でしょう。しかし、もう一歩踏み込んで、将来を見据えた人財育成やゼロイチ支援を推進する必要があります。
今後の行政エンジニア減少に大きな不安がある中で、ゼロイチ支援こそが、未来を救う鍵になると考えています。行政エンジニアがゼロイチに苦戦してきた長い歴史の教訓から、新たな一歩を提案していきます。
行政エンジニアのゼロイチ支援 プロジェクトリーダー
橋本 隆

3. 行政エンジニアの げんば が直面する苦悩に光をあてる底言
~最前線専用にカスタマイズした考え方や仕組みの構築を目指して~
行政エンジニアの最前線の実務遂行においては、正当性が認められた知見や画一的な方法だけでは解決できないイレギュラーな問題やトレードオフの壁にぶつかることが多い。
超高齢化による社会福祉費の増加だけでなく、人口減少による税収減と技術者不足の中では、管理する構造物の全てを修繕・更新するのには限界があるため、既存不適格な構造物の使用限界を深掘りした上で、使用条件や住民ニーズとの調和を図りながら可能な限り長く使用し続けるという最前線ならでは仕組みが必要ではないか。
つまり、最前線の実務には、道路/橋梁/構造物/現場のような漢字表記の正論とは一線を画す「どうろ」/「はし」/「こうぞうぶつ」/「げんば」のような正論だけでは解決が難しい事象が存在し、その『ひらがな表現』の事象には正攻法だけではなく『くふう』や『ちえ』のような『ひらがな表現』に噛み合う解決策こそが最前線で苦悩する行政エンジニアには必要だと考えます。
げんば が直面する苦悩に光をあてる プロジェクトリーダー
木下 義昭

【 橋本ゼロイチPLの最近の活躍 】
①自治体通信ONLINE[『自治体の土木担当になったら読む本』(2025.04.04)、『新しく自治体職員になった皆さんにお伝えしたい4つのこと』(2025.04.18)]
②日経XTECH(4月20日号の日経コンストラクション)
③オンライン市役所において、「30分de土木基礎講座」がご視聴できます。
④ジチタイワークスWEBにて「『自治体の土木担当になったら読む本』公務員から公務員へ、現場を学べる一冊」がご覧頂けます。

げんば の声をはっきりと伝えてみよう
ラーメンが食べたいなラーメンが食べたいと言おう

第1期から入ってくれた人に少しでもインセンティブがないといけないので、5月31日までに会員になって頂いた方には、現職公務員のリアルなアンケート結果を配布しました。このアンケート結果を使って次のチャレンジを行いましょう。
代表理事 木下
良書でゼロイチを支援

現職公務員が、現職公務員のために書いた書籍、それこそが良書ですよね。
2025.5.1 橋本PLの書籍が2冠
『そらゑ』の橋本隆「ゼロイチ」プロジェクトリーダー(伊勢崎市職員)の著書2冊「自治体の土木担当になったら読む本」、「自治体の都市計画担当になったら読む本」がAmazonのベストセラー1位になりました。橋本PLおめでとうごさいます。また、学陽書房の月間売上ランキングも1位になられました。
行政エンジニアのゼロイチ支援 プロジェクトリーダー
橋本 隆

【 橋本ゼロイチPLの最近の活躍 】
①自治体通信ONLINE[『自治体の土木担当になったら読む本』(2025.04.04)、『新しく自治体職員になった皆さんにお伝えしたい4つのこと』(2025.04.18)]
②日経XTECH(4月20日号の日経コンストラクション)
③オンライン市役所において、「30分de土木基礎講座」がご視聴できます。
④ジチタイワークスWEBにて「『自治体の土木担当になったら読む本』公務員から公務員へ、現場を学べる一冊」がご覧頂けます。
ラーメンがメニューにないなら自分でインスタントラーメンでもいいから作っちゃおう
「最前線の現場で苦悩する行政エンジニアに光をあてる」とは、彼ら一人ひとりの周囲に理解者を増やしていくことが必要だと考えています。一方で、本当に空腹なときには、お気に入りのラーメン店や行列のできる有名店ではなく、インスタントラーメンの「うまかっちゃん」でも十分に満足できるものです。この視点や、近年のAIの発展に目を向けると、業務外の活動だからこそできることとして、「徹底的にスピードにこだわること」が重要だと考えるようになりました。たとえ完成度や正確さでは本物に及ばなくとも、目の前の苦悩から一時的にでも解放される、「インスタントラーメン」のような対応策をまずは共有する。そして、それが「悪かろう早かろう」であったとしても、とにかく形にしていくことが大切だと考えています。そのうえで、そうした暫定的な解決策を、賛同してくださる皆さんとともに少しずつブラッシュアップしていくことが、最前線に立つ行政エンジニアたちの力になると信じています。
代表理事 木下 義昭
最前線の”げんば”で苦悩する同志に光をあてるインスタントラーメン


AIのハルシネーションを調べて、ブラッシュアップしようかと思います。ver.2をお待ちください。
まずは行政エンジニアの重要性や価値について、ひとりでも多くの人の着眼してもらうことことがスタートだと考えました。
- Vol.2 日本の道路管理体制における階層別・自治体規模別 実態分析レポート ver.1

音声要約は現時点のAIの面白さがわかるので、参考として公開したままにしておきます。
資料の注意事項
本参考資料は、業務外活動として「そらゑ」の活動を行う代表理事が、時間的制約をAI等により省力化できないかを実践的に研究したアウトプットです。そのため、あくまでも私的な資料であり、AIによるハルシネーション(誤情報生成)のリスクがある点をご理解ください。
また、完成度は約7割程度であり、内容の正確性や網羅性について保証するものではありません。記載内容に関する責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。
一方で、このような私的資料であっても、公開・オープン化することで、現場で悩み奮闘している行政エンジニアの皆さまが、自組織の上司・先輩・後輩・家族・知人、さらには総務部局や財政部局に対して、行政エンジニアの重要性を理解してもらうきっかけとなれば幸いです。
さらに、本資料はオープンソースとして公開しております。皆さまと共にブラッシュアップを重ねることで、より多くの方々の支えとなる資料へと進化させていけると考えております。ぜひ、ご一緒にバージョンアップし、共有していけることを願っております。
そらゑ代表理事 木下 義昭

①つながる
会員同士がつながり束になる活動
正会員(行政エンジニア)同士がつながり束になる活動
そらゑ会員の現職公務員が本音で語らい束になる価値とは
- 他の公務員が何を考えているかを知ることができる。
- 他の公務員の頑張りや事例を知ることができる。
- 自組織内での孤立を緩和できる(ひとりじゃない)。
- 自分の取組みを他の公務員に評価してもらう機会がうまれる。
- 課題や今後の方向性の共通認識化に寄与できる。
現職公務員限定(主に行政エンジニア)の井戸端会議(隠れ家)
録画・録音を一切行わないクローズな状況により参加者の心理的安全性に配慮しながら、正会員(現職公務員)同士が立場や年齢に関係なくフラットな人間関係を創ることで、自由かつ本音で意見交換を行いながら相互成長しています。そして、時には愚痴を吐露しながら支え合っています。
こちらの井戸端会議(隠れ家)は、月に1度【第2火曜日の時間外18:00から(1時間程度)】に実施しています。
近日プレオープン そらゑによる行政エンジニア限定のコミュニティー
チャット・音声・ビデオでコミュニケーションできる無料のコミュニティツール(Discord)内に、正会員に限定したチャンネルを構築します。
正会員(行政エンジニア)と賛助会員がつながり束になる活動
そらゑ会員全体(賛助会員含む)が本音で語らい束になる価値とは
- 立場を越えて個人として公務員に意見したいことが言える、聞ける。
- 個人の能力や価値を会員に示すことができる。
- 自らの力で公務員の技術力向上に貢献できる。
- 自らの力で公務員の課題解決に貢献できる。
準備中 全ての会員を対象としたコミュニティー(本音の意見交換)
チャット・音声・ビデオでコミュニケーションできる無料のコミュニティツール(Discord)を用いて、会員同士のコミュニティーを構築します。
正会員と賛助会員が立場や年齢に関係なくフラットな人間関係で、コンプライアンスを遵守した上ではありますが、自由かつ本音で意見交換をしながら同志の輪を広げていきます。
なお、こちらのコミュニティーでは、賛助会員の皆様が気負うことなく、①公務員への不満、②公務員の課題、③公務員へのアドバイスなどを意見できる場所にしていきます。
全会員の井戸端会議(意見交換)
マツ会長を大将として、正会員だけでなく賛助会員も交えてた意見交換(主に行政エンジニアの人材育成等)の場を提供します。飲みながらの参加も可能なゆるぅーい集まりの場です。
行政エンジニア支援機構の設立意義とは(準備中)
【内容】
代表理事(木下義昭)と会長(松永昭吾)で、行政エンジニア支援機構を設立に至った経緯や必要性などをお話しします。
②助け合う
会員同士が束になることで助け合い高めあう活動
そらゑ会員が束になり他団体(団体正会員)を対象に人材育成を行う活動
そらゑによる『地方公共団体における人材育成への寄与』とは
人材育成・確保基本方針策定指針(総務省 令和5年12月22日)
第3章 人材育成・確保の検討事項
1 人材の育成 (2)人材の育成手法の充実
職員が主体的にリスキリングやスキルアップに取り組み、自らキャリア形成できるよう、職務を通じての日々の研修(OJT)を通じた実務能力の向上はもとより、高度で専門的な知識・技能の習得や、他の地方公共団体や民間企業の職員等とのネットワークづくり、自発的な学習による幅広い知識・技能の習得等、職員のニーズを踏まえた多様な学習機会を確保すること。また、オンライン研修等、限られた時間の中でより効果的・効率的な研修方法を取り入れる等、自団体の育成手法を充実させること。
そらゑは、上記指針の『他の地方公共団体や民間企業の職員等とのネットワーク』として、自発的な学習による幅広い知識・技能の習得等、職員のニーズを踏まえた多様な学習機会を確保することに寄与できます。
そらゑが願う行政機関のやさしい姿とは
- 行政エンジニアそのものの価値に多くの行政機関が気づいてほしい。
- 行政エンジニアの人員不足の危機に多くの行政機関が本気になってほしい。
- 行政エンジニアの技術力向上の必要性に多くの行政機関が本気で気づいてほしい。
- 行政機関が自組織の行政エンジニアの支援として団体正会員に入ることは自組織の人材不足対策への本気度を示すことができる。
試行中 そらゑによる行政エンジニアの人材育成
技術系職員の不足に留まらず、技術系職員の採用人数が不足している全国的な状況に対し、そらゑでは強い危機感を抱いています。このため、一刻も早く人材育成(職員育成)に行動することが重要だと考えています。そらゑには優秀な個人が参画されています。そこで、あえて代替できない個人の能力を高く評価することで、既存の人材育成システムや研修とは一線を画した人材育成を行います。

現在そらゑでは、私塾や隠れ家で人材育成に寄与できる話題提供や講話、議論を行いながら正会員同士の相互成長による人材育成を試行中です。 代表理事 木下
そらゑ会員が束になり他会員を助けるために個人として自主的な研修を実施する活動
そらゑ会員が個人として自主的な研修を実施する価値とは
- 年齢や立場に関係なく自らの取組みやその価値を示すことができる。
- 自らが考える改善案や熱意を多くの方に示すことができる。
- 熱意ある会員の事例発表や講話を聞きくことで、日々の仕事の改善やモチベーションアップに寄与できる。
そらゑ会員による私塾
そらゑ会員『個人』が、熱く優しい思いを胸に、同志(他会員)の研鑽や成長に寄与できる、もしくは苦悩する現状打破の一助となる話題提供や講話を行う助け合いの活動です。
※視聴できる公開の範囲は、発表者の意向により各回ごとに異なります。

私塾での講話は、私自身も大変勉強になっています。正直な話、あと10歳若かったら、この私塾で知見を増やし、今の歳にはもっと成長できていたんじゃないかと悔やまれます。 代表理事 木下
③体験する
そらゑ会員同士が同じ体験を共有しながら自己を高めあう活動
会員同士が同じ体験を共にしながら束になり高めあう活動
そらゑ会員同士が同じ体験を共にしながら高めあう価値とは
- そらゑを通じて行政エンジニアの技術力向上を危惧する外部の協力を得ることで、会員の技術力を底上げする。
- 行政エンジニアの職員研修や視察先に得る場所や題材との出会い。
- 行政エンジニア自らが行政エンジニア目線で価値のある研修や体験を構築する。
そらゑ会員の技術力向上に寄与する実体験型のイベント活動
そらゑ会員の技術力向上を図る実習・視察を行います。
そらゑのスーパー顧問団と意見交換できる貴重な体験を共有する活動
そらゑでは、本来なら立場がかけ離れて触れ合うことがなかった巨匠と最前線とをバイパスで繋いでいます。
- 最前線と巨匠とが正規なルートを通じて話すには、多くの段階と許可が必要なため今まで触れ合うことが難しかった状況を、そらゑではお互いの立場を越えて繋がり現場の『リアル』を共有しています。
- 学術界の重鎮やレジェンドの顧問団に話を聞いてもらえる感動、さらには褒められる感動を最前線の行政エンジニアに実体験してもらうことはモチベーションアップに大きく寄与できる。
- 私見ではあるが、巨匠側にも最前線の本音を聞ける貴重な機会になっているのではないか・・・
スーパー顧問団と現職公務員の座談会
各分野で活躍されているそらゑのスーパー顧問団に対し、最前線で苦悩しながら奮闘する正会員(団体正会員)の行政エンジニアが行政機関の『リアル』をテーマにして本音で話をする。そんな貴重な体験を最前線届けています。